デスロードで一致団結
世界一周ブログランキングに参加してます! 下のバナーをクリックするとポイントが加算される仕組みです。 読んでいった印に是非ポチットお願いします! ウユニの町を出てラパスへ帰って来ました。ウユニの前にもラパスには来ており、ほんとはすぐにでもペルーの方へと抜けようと思ってました。 でも僕の好奇心を刺激するような悪魔のような言葉が時々耳へと入ってくるのです。 デスロードはアドレナリン出まくる。 こんな言葉を聞いて黙ってられません。 日本を出て10ヶ月。 バンコクでバングラディシュ行きの航空券を台無しにしたり、ガンジス川でシンクロして赤痢に感染したり、イスタンブールでボッタクリにあったりと僕の世界一周は常にアドレナリン出まくりのものでした。 デスるしかない。 僕は誓いました。 ラパスに戻り早速翌日のデスロードツアーの申し込みをしに行きます。 デスロードというのは標高4000mの地点から標高1000mの地点までマウンテンバイクで一気に下るというものです。 これだけでは単なる自転車ツアーなんですが、この道がとっても危険で年間200人の方々が亡くなられてる道なんです。 そういうとってもデンジャラスな道を自転車で下ることからデスロードと呼ばれています。 申し込んだツアー会社はサガルナガストリートにあるXというところ。 ツアー代金が日本円で約4800円という中々のお値段ですが参加することにしました。ボリビアの物価感覚からいってこの値段はめっちゃ高いです。 翌日の早朝にバスでスタート地点へ。 X専用の服に着替えます。 一緒に行ったなつこさん。 このXの服ですが数あるデスロードを実施している旅行会社の中でダントツに格好いいです。これきたら他のツアー会社の服なんて着れません。 スタート地点なんですが、標高4000mあるだけあってめちゃくちゃ寒いです。僕は一刻も早くスタートしたかったんですがここから朝食タイムです。 このツアーでは朝食、軽食、昼食、シャワー、DVD、Tシャツがセットです。 朝食はコーヒーにコカ茶にしょっぼいパン。ツアーの参加者は97%がイスラエル人です。おそらく兵役終わりでろう尋常じゃないマッチョな人がたくさんいます。 そんなイスラエル人がクラブミュージックガンガンに鳴らしながらコカ茶飲んでテンションアゲアゲです。 朝食を食べたら自分のマウンテンバイクを選びます。 広場的なところにマウンテンバイクがズラーっと並べられるんですがその中で3台だけすっごいボロイマウンテンバイクがあったんです。 なつこさんとこのマウンテンバイクだけは当たりたくないって話してました。 一人一人名前を呼ばれてマウンテンバイクを与えられます。 まず先になつこさんが呼ばれました。 セーフです。新しいものを与えられました。 次に僕の番です。 セーフです。僕も新しいものを与えられました。 それだけです。特にオチもありません。 全員にマウンテンバイクを与えられてスタッフによる説明です。 ほんとうに危険だから絶対にグループを作るな。後ろを振り返るな。必ず先頭のガイドの命令を聞いてくれ。 このデスロードがいかに危険なアクティビティか再認識させられました。 そんな中でもガイドの説明中ずっと肩組んでニタニタしながら説明を聞いていたあのイスラエル人カップルを僕は忘れません。 突き指しろっ!!! 霧が出て視界がほとんどない最悪なコンディションの中スタート! スタートは急な幅の狭い下り坂を下ると少し上りになっているところです。一人ずつスタートして上りになるところでガイドが一人立っています。 どんどん下りて行ってるんですが、一人ドンくさい人が上りになっているところで上りきれず止まってしまいました。 そこに後続からどんどんどんどん自転車が突入して行きます。 いきなりの多重事故発生。 4台が絡み合う多重事故となりました。先が思いやられます。 デスロードもスタートはコンクリートです。 コンクリートといっても坂がそこそこ急なのでかなりのスピードです。どれくらいかというとトラックに追いついちゃうほどです。 猛スピードで風を浴びながらマウンテンバイクを運転するって・・・ 超きもちいーーーーーーーー。 ほんとツーリングしてる気分でした。 バイクの免許すら持ってないけど。 なんやデスロード余裕やん。 そう思いました。しばらくコンクリートを走ると砂利道に入りました。びっくりしました。ハンドル取られる取られる。ブレーキかけるとスリップするする。バンピングしまくりでアナルいたいいたい。 そんな砂利道ゾーンを抜けると車で次なるコースに移動します。 ここからがデスロードの本番です。 こっからはずっとこんな感じです。道の向かい側は、 崖。 落ちたらDEATH(死)です。 こっからがデスロードの本番。 当然のようにガイドが先頭切ります。んでやっぱり男なんで一位になりたいんです。当然のように先頭5~6人でレースが開始します。 ほんとに危ないです。ブレーキとかかけるとハンドル取られてしまいます。崖のほうにハンドル取られると終わりです。フォーエバーです。 でもみんなアドレナリンがガンガンに出まくってます。男の性です。 でも途中で気づくんです。 ガイドが速すぎる。 ガイドの運転テクニック半端じゃないです。巧みなブレーキにハンドル捌。しかもときより後方確認もします。 ここら辺で僕を含む5~6人は決意します。 ガイドを抜かそう。 ここからはイスラエル人と日本人が手を組みガイドを抜かすことに全力をあげます。 速い速い。ガイド速い速い。 デスロード界の秒速の貴公子です。 アイルトンセナ全盛期の時代のシューマッハの気持ちが少し分かりました。追いつけない。全く追いつけない。 たまに道が平坦になって自分で漕がないといけないところがあるんです。勝負はここだといわんばかりにムキムキイスラエル人がスパートをかけるんですが、無理無理。絶対無理。追いつけるわけ無い。 休憩ではみんなへとへと。 ペースが速すぎて最後尾が来るまで20分くらい待ちます。僕らのツアー会社の最後尾はカップルゾーンだったようです。ちくしょう。そっちを邪魔すればよかった。 ガイドには勝てないと悟った僕らはここからはもう楽しむモードに切り替えです。競争意識なんてありません。みんなが楽しめばいいんです。ゆとりとはこのことです。 しばらく下り町のようなところがゴール。 午前10時過ぎにスタートして午後2時ごろ全員フィニッシュです。 全員怪我なく無事にゴールできたのが一番。 久しぶりにいい汗と達成感を感じることが出来ました。 この後は車に乗ってこのXの専用コテージみたいなところに。ここで食べた昼食バイキングがボリビア料理の中でもトップレベルの完成度でした。 シャワーも完備しててめっちゃよかったです。 ここでシャワーを浴びてる時に水が切れて、男軍団でお尻をペンペンしながら、 アグア ペンペン アグア ペンペン アグア ペンペン としたのが一番楽しかったです。 男ってやっぱりアホです。 帰りは荷物を積み込んだ為、補助席となりました。ここからツアー会社まで車で3時間。 この道のりが一番辛かったです。 ツアー料金が約4800円とお高いデスロードですが、めちゃくちゃ楽しかったです。アドレナリンを欲してる人は是非参加してください!
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
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